2024年 薩摩のさつまを振り返る①「薩摩中央高校生との連携」
2024年、薩摩のさつまは多くの新たな取り組みを実施しました。
その中から5つの取り組みに焦点をあてて特集を組む年末の振り返り企画。
初回となる今回は、さつま町にある県立高校との取り組みをお送りします。
薩摩中央高校生との連携~「誕プレセット」の誕生~
さつま町にある県立高校「薩摩中央高校」と薩摩のさつまの連携が2024年4月に始まりました。
連携の中心を担ったのは、薩摩中央高校の與倉姫奈さん、下薗美優さん、高江つくしさんと、薩摩のさつまから地域プロジェクトディレクターの中原満樹さんが連携。
生徒がそれぞれの地域の関心ある内容について調べ、課題を見つけ解決策やアイデアを出し合う「総合的な探究の時間」というカリキュラムの中で、與倉さん、下薗さん、高江さんには薩摩のさつまに着目していただきました。
薩摩のさつまを企画・販路拡大の方向から推進している中原さんと連携する中で、どういった方向性で進めていくか、課題や解決策についてのヒントを得ながら授業を進めていく様子が見られました。
7月には授業の一環で、薩摩のさつまを深掘りするため、薩摩のさつまの関係者にお話を聞きに町内へ。
はじめに薩摩のさつまの幹事長である、堀之内酒店を営む堀之内力三さんのところを訪問。
高校生からの「どういう想いでブランドを立ち上げたのか」「特に力を注いでいることは何か」「今後薩摩のさつまを通してどう盛り上げていきたいのか」といった質問に対して、堀之内さんには丁寧にお答えいただきました。
続いて、薩摩のさつまのブランド推進を担う事務局の担当者を尋ねるためさつま町役場へ。
地域ブランドのPRの仕方から、さつま町の観光事業のことまで、役場の職員さんへ尋ねる時間に。
訪問の中で、高校生からPRの提案がなされる場面もあり、あらためて、薩摩中央高校の3名が真剣に薩摩のさつまのことを考え、行動してくださっていることを感じることができました。
薩摩のさつまのPRのために、常に真剣に向き合う3名の高校生。
日々の総合的な探究の時間や、町内事業者さんの訪問で方向性を深め、
「高校生らしく薩摩のさつまをPRしたい」という思いの先に2つの商品が誕生しました。
その名も「誕プレセット」。
薩摩のさつまの活動を高校生目線で、周りの高校生にも、その家族にも届くような内容で企画していただきました。
セットの内容は名前の通り、誕生日プレゼントにあげたいセット。
「おともだちセット」「おまごちゃんセット」という2つのラインナップを企画し、チラシ作成から町内事業者へのPRまでもを、積極的に取り組まれていました。
「おともだちセット」「おまごちゃんセット」の内容はこちらからもご覧いただけます。
11月17日(日)にさつま町で開催されたさつま町産業祭&JA農業祭では、誕プレセットを企画者である與倉さん、下薗さん、高江さんが自らPR!
薩摩のさつまのエプロンを着用し、会場内をPRのため巡回したり、商品を販売したり、一緒にブースを盛り上げてくださいましたよ。
今回、商品企画をしてくださった3人の高校生との連携はまだまだ続きます!今後の情報配信を楽しみにお待ちくださいね。
高校生に寄り添いともに企画を進める地域プロジェクトディレクターの中原さんからのコメント
薩摩中央高校との連携では、私の役割は薩摩のさつまと高校生の架け橋になることだと思っています。
架け橋になった先で、高校生に期待することとしては、1年間という長い時間をかけて薩摩のさつまのことを知って、客観的に見て、次のアクションにどう繋げていくのか、高校生の出していくアイディア全部が楽しみで仕方がないです。
高校生には薩摩のさつまを通して、町の大人たちがわくわくしながら取り組んでいるのを見て「仕事って楽しそう」とか、「大人になるって面白そうだな」とか、「さつま町って面白そうだな」と思ってもらえる機会にもしていきたいです!