鹿児島大学と薩摩のさつま連携企画を振り返って。さつま町桑青汁園さんとさつま食品さんにプチインタビュー

令和5年度に実施した鹿児島大学と薩摩のさつま連携企画。
鹿児島大学法文学部自治体政策論ゼミの学生のみなさんが事業に取り組んでくださいました。

薩摩のさつまの認証事業者からは、さつま町桑青汁園の中山さんと、さつま食品の杉元さんが手を挙げ、年6回にわたり学生と商品のブラッシュアップをしました。

成果発表では、現状や課題を分析した結果、桑青汁と茶節とのパッケージについて、新たなデザインを提案。
今回は、さつま町桑青汁園の中山さんと、さつま食品の杉元さんに、鹿児島大学生とコラボしたご感想などを伺いました。


さつま町桑青汁園中山さんにプチインタビュー

鹿児島大学の学生さんがさつま町桑青汁園を訪問している様子

聞き手:田口(以下省略)
本日は鹿児島大学生との連携事業についてのご感想などを少しお聞かせください。
連携事業に参加するにあたって、何か期待されていたことはありましたか?

青汁そのものは若い人に馴染みがないと思うけど、だからこそ若い人に知ってもらって、パッケージのアイデアがあったらいいのかな。ちょうどパッケージを変えようと思っていたからよかった。

完成したパッケージですが、デザインの気に入っているところはありますか?

今までのものは「有機桑」という言葉を押し出してなかったんだよね。
だから入れてもらえてよかったし、パッケージに桑青汁の写真を入れたことで「桑の青汁というのはこんな感じなんだな」というのが分かるのはいいと思う。

右側が鹿児島大学生が提案した新しい桑青汁のパッケージ

実際に写真があることで飲むイメージができますね。
今回の連携事業の中で鹿児島大学にも数回足を運ぶ機会がありましたが、楽しかった思い出や大変だったことはありますか?

結構楽しかったです。自分は大学に行かなかったけど、子どもや孫が通っていたから、若い人なりの勉強の仕方も見れたし、先生が一生懸命になっていたのがよかった。

最初行ったときに「なんで法学部なんだろう」と思ったけど、学生さんたちの将来の希望がほとんど公務員で地域と結びついていけたらという意識の学生さんが多かったので、スムーズに話が進められましたね。
ただ新しいパッケージ案もたくさん出してくれた中で、パッケージ案を一つに選ばなきゃいけないのは難しかったな。

携わった学生のみなさんと撮影した成果発表時の一枚

それは難しい選択だったのではと想像します…。
そんな中今回新しいパッケージを一つ採用されたわけですけど、点数をつけるとしたら何点ですか。

満点よ。

それは嬉しい!
きっと携わった鹿児島大学生のみなさんも喜びますね。

とても嬉しい機会でした。ありがたかったです。


さつま食品杉元さんにプチインタビュー

鹿児島大学の学生さんがさつま食品を訪問している様子

続いてさつま食品の杉元さんへ鹿児島大学生との連携事業についてのご感想などを少しお伺いします。
杉元さんは鹿児島大学生との連携事業に参加してみていかがでしたか?

最初は「大学?ゼミ?どんなことするのかな?」と思ってちょっと緊張したけど、学生さんが話を真剣に聞いてくださったのが、とても嬉しくてよかったです。

全体的にすごいチームワークが良かった印象で、杉元さんが学生さんの輪の中にスッと入られたイメージがありました。

世代のギャップっていうのは少しあると思うんだけど、でも真剣に子たちも聞いてくださって、そういうのは嬉しくてよかったです。

学生のみなさんのアイデアを形にするスピード感が目立っていたように感じています。

スピード感あったね。実際にみそ工場を見学したから、「これはこうだよね」「ああだよね」と言いながらみんなでアイデアを出し合えてよかったかな。

専門のデザイナーだと言いずらいところも、より近い距離で連絡をとれる学生さんだったからこそ、修正にもすぐ対応していただけた。
「縦長の文字にしよう」とか「ここに『天塩』を入れて」とか、気楽にコミュニケーションがとれたのはとてもありがたかったです。

学生さんも今のタイミングで事業所を訪問したり、話したりとかそういうことをする機会って学生時代にほとんどないと思うんだよね。
学生さんにとっても良い経験になっていたらいいな。

鹿児島大学生が提案した茶節のパッケージ

最終的にパッケージのデザインになりましたが、本来の目的は達成されましたか?

もちろん!商品のブラッシュアップを目的に、茶節文化自体を若い子に知ってもらう機会にもなったのかなと思いました。

携わった学生のみなさんと撮影した成果発表時の一枚

完成した新しいパッケージに点数つけるとしたら何点ですか?

200点満点かな。

100超えてる。

超えてる。超えてる。(笑)

杉元さんにとってもいい機会になったのであればすごい嬉しいです。

こんな機会なかなかないですよね。
みんないい子でした。本当に楽しかったです。


今回薩摩のさつまにとって初となった、鹿児島大学生との連携事業。
学生さんとコラボしたさつま町桑青汁園の中山さんと、さつま食品の杉元さんから、嬉しいご感想をいただきました。

完成した新しいパッケージは、既に売り場に並んでいます。
町内外の物産館やスーパーなどで探してみてくださいね。

最新記事

記事一覧へ