未来のさつま町への想い。中学生が書き綴る薩摩のさつま。

町制施行20周年を記念して開催された「未来のさつま作文・絵画コンクール」。
多くの素晴らしい作品が集まる中、作文の部で優秀賞を受賞された宮之城中学校の小西史菜こにしふみなさんは、さつま町の地域ブランド「薩摩のさつま」をテーマに書き綴ってくださいました。

小西さんが描くさつま町の未来と、地域ブランドへのあたたかいエール。
これからの町を担う世代が、地元の宝物をどのように見つめているのか。
小西さんの想いをぜひご覧ください。


「温かく人がつながるさつま町」
 宮之城中学校 二年 小西 史菜
 
 今、さつま町でとっても熱い地域づくりの動きがあるのを知っていますか?さつま町のさまざまな事業者さんが、業種をこえて自分の商品だけでなく他の事業者の商品の魅力をまるソムリエのように語り、伝え合う。そんな事業者同士の温かい関係性を育む取り組みがあります。それは「薩摩のさつま」です。

 「薩摩のさつま」のブランドが立ち上がる以前のさつま町では、事業者同士のつながりは存在していましたが、それは主に個人的な関係や知人の縁によるものに頼るしかない状況であり、横のつながりや連携は薄いものでした。さつま町には、全国に誇れるような農産物や加工品、工芸品などが数多くあります。しかし、それぞれの事業者が個別に活動していたため町全体としての発信力や商品を売るルートが少なく、地元の人にも知られていない魅力が数多く埋もれている状態でした。
 「本当はすごいものなのに、もったいない」そんな声が若手の事業者さんたちの間から上がるようになったそうです。そのような声がきっかけで、町の歴史やお互いの強み、苦労を理解し、お互いを高め合い取り組むようになりました。それに町も協力して誕生したのが「薩摩のさつま」です。

 私は、この取り組みが始まってから人と人とのつながりがより厚くなり、さつま町の知らなかった良いところやすごいことが見えるようになってきているのではないかと感じています。自分の仕事を知ってもらううれしさや仲間にも興味を持ち体験し、助け合うことができる楽しさを感じ、それぞれの事業者さんがやりがいを感じながら生産や販売をすることができるのではないでしょうか。私は、時々母がフォローしている「薩摩のさつま」のインスタグラムを見ることがあります。みんなで楽しみながら勉強し、一緒に活動されている様子が伝わってきます。中には、八十代のおばあちゃんもいて、すごいなぁと思います。鹿児島市のおしゃれな場所や福岡や東京でもイベントを開いて、たくさんの人が来て楽しそうな様子を見ると、日本中にさつま町のいいところが広まっている気がします。
  「薩摩のさつま」が大事にしていることは、人と人が支え合い、互いをほめ合い、優しさの連鎖が広がっていくように愛着と誇りを持てる町にすることです。私は、「薩摩のさつま」を通して商品や町の魅力を発信していくころはもちろんですが、なによりあたたかさや優しさをもった人が育っていくのではないかと考えています。「薩摩のさつま」の思いを実現し、かたちにしたのは父と母の友達で私の身近な人です。そんな思いを思った人たちがいる町で育つことができてうれしいです。さつま町の人たちの笑顔がもっと増えて、お互いを支え合うことができると思います。

 私は中学生になってから、バスケットボール部に入りました。私はそれまでチーム競技はしたことがなく部員の中で唯一の初心者でした。初めは仲間に入れるか、仲良くできるか不安でした。でも、みんなが優しく接してくれ、声をかけてくれました。私はうれしくてもっとバスケットが好きになりました。私はこの優しくて楽しい宮之城中学校のバスケットボール部の一員になれてよかったと思います。お互いが一人一人の個性を認め合い、支え合うことができるチームです。この仲間のように「薩摩のさつま」の活動を通してさつま町の人と人とのつながりも温かく、優しく広がっていくのではないかと思います。

 未来のさつま町が今よりもっと周りから注目され、その始まりがお互いを大事に思い、支え合うことであることを知ってほしいと思います。私は大人になっても自然の多いさつま町に住みたいです。さつま町で作られる特産品を自信と誇りを持って全国にアピールする「薩摩のさつま」を応援したいです。


小西さんのまっすぐな言葉は、薩摩のさつまメンバーだけでなく、町に暮らす多くの方々にとってもあらためて考えさせられるものになりますね。

薩摩のさつまは、小西さんが描いてくれたような、誰もが誇りを持てる活気あふれる町を目指し、これからも地域のこだわりや魅力を磨き続けてまいります。

小西史菜さん、素晴らしい作文をありがとうございました!

※掲載許可に関して:
本記事に掲載している作文の文面および内容につきましては、さつま町教育委員会、小西さんご本人、および保護者さまの承諾を得て公開しております。無断転載・複写はご遠慮ください。

最新記事

記事一覧へ