2025年もありがとうございました。薩摩のさつまの一年を振り返ります。

2025年も、薩摩のさつまではたくさんの出会いと笑顔がありました。
ブランドの絆が育まれ、まちの想いが形になり、たくさんの方と歩んできた一年。
感謝の気持ちを込めて、この一年の歩みを振り返ります。
目次
① ソラシドエア×薩摩のさつまコラボ~空の上でPR~
さつま町とソラシドエアの包括連携協定10周年を前に、町制施行20周年を記念したプロモーション事業を実施しました。機内では「薩摩のさつま」オリジナルデザインの紙コップが登場し、機内誌「ソラタネ」でもブランドをPRさせていただきました。ソラシドエア全線での初の自治体PRとのことで、空の旅を彩るお手伝いをさせていただきました。


さらに、首都圏の主要駅でもPRを展開。「飛行機や駅でさつま町の名前を見つけて嬉しくなった」というお声も届きました。旅の途中で、ふとさつま町のあたたかさを感じていただけたなら幸いです。

②ふるさと納税ファン感謝祭~五感で味わうさつま町~
11月末、東京・赤坂にて「さつま町ふるさと納税ファン感謝祭」を開催しました。料理を担当したのは食材スタイリストの脇坂麻友美さん。返礼品の食材を「こんな食べ方があったんだ」と驚くような斬新なアイデアでお料理をご提供いただき、参加者のみなさまからは心から喜んでくださっている様子が伝わってきました。


職員によるクイズや、特産品が当たるじゃんけん大会も大盛り上がり。最後は認証品のお土産を手に、笑顔で会場を後にされました。さつま町の「美味しい」をきっかけに、心の距離がぐっと縮まった一日となったのではないでしょうか。


③ 農村体験ツアー ~ただいまと言える場所~
8月末、さつま町では地元の案内人と過ごす2泊3日の「農村体験モニターツアー」を実施しました。廃校をリノベーションした複合施設(きららの楽校)に泊まり、地域の日常に溶け込む時間は、参加者の皆さまにとって特別なものになったようです。


「初めて来たのに、懐かしい場所に戻ってきたような感覚」「また家族を連れて再訪したい」といった温かい感想を多数いただきました。流れる時間や人との対話が、心の余白を満たしてくれる。そんなさつま町ならではの旅の形が見えてきました。次回は来春、冬の魅力を詰め込んだ第二弾を開催予定です。
ご興味のある方や、ご参加希望の方はぜひこちらを覗いてみてくださいね。
【詳細リンクはこちら】https://forms.gle/epwKhzUQhZsqAqgQA
④ 都市大夏合宿~学生たちが繋いだ新しい縁~
9月中旬、東京都市大学の学生と先生を合わせ24名がさつま町を訪れました。このご縁は、3年前から東京・尾山台の「タタタハウス」で続けてきた結果、タタタハウスの2階をゼミとして活用されている学生さんとの交流が増えたことがきっかけです。


そんな継続的な交流の中で、学生たちが自ら「さつま町へ行きたい!」と合宿を企画してくれました。滞在中は認証事業者や地域の方々と熱心に交流し、若い感性でまちの「なんかいい」を考え、ポスターをつくり、地域に開かれた発表会を開催してくださいました。地域を越えた絆が、またひとつ新しい種をまいてくれた濃ゆい3日間でした。



⑤ 日本全国ふるさとマルシェ~移住者が選んだ「癒しの時間」~
国内最大級の移住相談会に伴い開催された「日本全国ふるさとマルシェ」に参加しました。2日間で3万人以上が来場する中、薩摩のさつまブースにも多くの方が立ち寄ってくださいました。


今回の商品ラインナップは、地域おこし協力隊として活動している私、田口の視点でセレクト。移住して感じた「さつま町で過ごす癒しの時間」をコンセプトに、日常に寄り添う5つの逸品を厳選しました。商品を通じて、まちの暮らしのリアルやその空気感までお伝えすることができたと感じています。

⑥ 仙巌園で薩摩のさつまの展示会開催~名勝に響く、伝統の息づかい~
認証事業者である鶴田手漉和紙さんのご縁があり、鹿児島を代表する名勝・仙巌園にて、7月末から8月までの一か月間、「薩摩のさつま」の展示を実施させていただきました。


会場では、伝統の手漉和紙で作られた行灯や、つづらかずらの編かごが展示され、訪れる方々を優しく迎えました。県内外からのお客さまに、さつま町が誇る伝統工芸の美しさと、そこに宿る職人の想いを知っていただく貴重な機会となりました。


⑦ 薩摩のさつまナイト~地域を越えて広がる輪~
これまで東京・尾山台で開催してきた交流イベント「さつまナイト」を、3月と9月にさつま町で開催することができました。


さつま町産の食材やお酒、お茶を囲みながら、町内外から集まった方々が語り合うひととき。運営には認証事業者の皆さんや、東京都市大学の学生さんも関東から駆けつけてくれました。準備から当日まで、立場を越えて協力し合う姿は、まさにブランドが目指す「人のつながり」そのものだったように思います。

⑧ 実践型セミナー~事業者さんが主役のブランドづくり~
「薩摩のさつま」の認証を目指す年間5回のセミナー。今年度は、すでに認証を受けている「発進部」の事業者さんやそのサポーターさんたちが中心となりセミナーの進行や打ち合わせを行いました。
「もっと学びを深めるには?」「どうすれば連携が強まるか?」と、事業者さん主導での議論が交わされながらの運営。誰かに与えられるのではなく、自分たちの手でブランドを育てていく。そんな頼もしい熱量が、さつま町の未来を形づくっています。


⑨ さつま部~想いでつながる、まちの応援団~
イベントや販売会などで、最近とても心強い仲間が増えています。その名も「さつま部」。
認証事業者や事務局という枠を超えて、「さつま町の魅力を伝えたい!」「何かお手伝いしたい!」という想いを持ったボランティアのみなさんです。
「薩摩のさつま」の理念に共感し、自発的に動いてくださる皆さんの存在は、今や私たちの大きな原動力ともなっています。地域を想う心が、町を越えて新しい輪を広げていく・・・・。
これからも薩摩のさつまにとって大切な「さつま部」のみなさんとともに、さつま町の熱さやワクワクを届けてまいります。


⑩ 商品セット ~物語を贈る、新しい選び方~
今年も昨年に続き、販促・企画担当増穂さんのアイデアから、これまでにない「セット販売」が多数誕生しました。単なる商品の詰め合わせではなく、つくり手の想いや、日常のどんなシーンで楽しんでほしいかという「ストーリー」を大切にしたセットです。


オンラインショップでは、それぞれの企画背景や、生産者の皆さんの素顔もあわせてご紹介しています。大切な方への贈り物に、あるいは自分へのご褒美に。商品に込められた温かな物語まで、まるごと受けとっていただけたら嬉しいです。
編集後記
最後まで読んでいただきありがとうございます。
今回ピックアップさせていただいたのは全てではありませんが、
こうして振り返ってみると、2025年も本当にいろいろなことがありましたね。
改めて感じるのは、どの活動の真ん中にも必ず「人」がいたということです。
さつま町を愛する人、興味を持ってくださる人、そして支えてくれる人。
さまざまな方との出会いから、薩摩のさつまは特産品を扱う地域ブランドとしてその枠を超え、
想像もしていなかった新たなステージへ一歩踏み出せたような気がしています。
つくり手の想いが誰かに伝わり、それがまた新しい行動へと繋がっていく。
その循環の中に「薩摩のさつま」があることを、何より嬉しく、誇りに思います。
みなさまと一緒に歩めた時間は、薩摩のさつまにとって大きな、かけがえのない財産です。
2026年も、薩摩のさつまは「みんなが誇れるまち」を目指して、一歩ずつ歩み続けます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
薩摩のさつま情報発信担当 田口