2024年 薩摩のさつまを振り返る②「ローカルプロジェクトのレシピ」
2024年、薩摩のさつまは多くの新たな取り組みを実施しました。
その中から5つの取り組みに焦点をあてて特集を組む年末の振り返り企画。
前回に続き第2弾となる今回は、お隣の薩摩川内市で開催した薩摩のさつまのトークイベントの様子をお届けします。
ローカルプロジェクトのレシピ~未来につながる「薩摩のさつま」プロジェクト~
2024年9月5日(木)、さつま町のお隣のまち薩摩川内市にて、トークインベント「ローカルプロジェクトのレシピ~未来につながる「薩摩のさつま」プロジェクト~」を開催しました。
主催のPBOOKMARK Inc.が運営している3rd co-working space 川内店にて開催され、当日は22名の方にご参加いただきました。
PBOOKMARK inc.のたかはしくうがさんとSOKOKAKAKAのディレクター田尾 友輔さんのファシリテーションにより、薩摩のさつまがどのような経緯で生まれ、この先、どう進んでいくのかを、登壇者の薩摩のさつまを推進する地域おこし協力隊、さつま町役場の担当職員、地域の事業者、そして参加者のお声やご意見とともに紐解く参加型トークイベントとなったこのイベント。これまで薩摩のさつまを自ら説明する機会は多くいただいてきましたが、第三者から紐解かれる機会は今回が初めての機会となりました。
イベント前半は薩摩のさつまの紹介から、ブランド立ち上がりの経緯について。
ここでは、薩摩のさつまを推進する地域おこし協力隊から、中原満樹さんや青嵜直樹さん、そしてさつま町役場の山下幸志さんからお話を。
薩摩のさつまがJA北さつまとさつま町商工会、一般社団法人さつま町観光特産品協会、そしてさつま町役場の4団体が結束して成り立っているという組織体制をご紹介する中では、4団体が一枚岩になっている体制や、そこに関わる協力隊の形について、ファシリテーターのお二人からの質問も交えたトークセッションに。
会場には参加者として、薩摩のさつまのブランド推進協議会幹事長の堀之内力三さんにもお越しいただき、客席からブランドの発足時のことをお話しいただく場面もありました。
いわゆる運営側だけではない声も届けるために、薩摩のさつまの認証事業者から是枝商店の是枝樹さんにもお越しいただき、「薩摩のさつまのブランドが発足した1年目にブランド認証セミナーを受けていた方々を知って、薩摩のさつまに入りたいと思った。40代の熱い方々の想いに惹かれたことと、(いちごまんじゅうという)日持ちしない商品をふるさと納税に登録するためにはどうしたらいいかについて、役場職員さんが寄り添い一緒に考えてくれた。」と薩摩のさつまへの参加の動機などもお話しいただけました。
イベントでは、登壇者の話を聞くだけでなく、参加者参加型のトークイベントとして、参加者の意見や声も取り入れられる場面もたくさん。
後半は、参加者のご質問を交えながら、薩摩のさつまが掲げている「次世代支援」の内容や薩摩のさつまを今後どう継続していくか、参加者からもご意見を出していただきながら、薩摩のさつまの将来について議論する時間になりました。
地域ブランド薩摩のさつまを紐解いていくと、タイミングや人と人との巡り合わせがあってできたことはもちろん、関わる一人一人の熱量の高さが見えてきました。
薩摩郡さつま町で「薩摩のさつま」が生まれた事実が必然なことだと再確認できるトークイベントになりました。
最後にご参加いただいたみなさまからの感想を一部ご紹介!
- ・楽しそうに見えるが、本当に一人一人の努力があってのものだと思いました
- ・今日は、参加できてよかったです。さつま町にこんなに熱い協力隊の方がいらっしゃるなんて!とても心強いです!!
- ・損得ではなく「尊徳」であること。そして「意味・意義」の追求による「価値創造」が【薩摩のさつま】には在るのだと思いました。あとは、資本としての「マネタイズ」さえ仕組み化できれば、1つの解になるのだと。
- ・同じ「未来の景色」を町の皆さんが見てるなーと感じ、羨ましいです。
- ・自分の故郷が魅力的な事業を進めていることがとても嬉しかったです。熱い想いが重要であり各方面の団体。事業者が一つになっていることがすごいと思いました。
- ・もの以前に人がブランド化されてある(熱くて寛大な人があつまる!)からこそスタートの数年で土台が築けているのかなと感じました!
- ・薩摩のさつまに関わる方々の熱い想いを感じました!これからより認知され、継続された事業にきっとなると思いました!
新しい薩摩のさつまへのアプローチができた今回のイベントでは、運営側も気づきなど収穫が多かったように感じています。
あらためて、ご参加いただいたみなさま、素敵なご感想までありがとうございました。薩摩のさつまの熱をみなさまとともに広げていけるよう、これからも邁進してまいります。